12/27 パワーアップ問題 P/Lの費用区分
財務会計論のパワーアップ問題を2つ解きました。パワーアップ問題とは、制限時間60分~90分の中テストみたいな感じの総合問題です。どちらも簿記1級レベルの個別論点がテーマで、P/L、B/Sを作る問題でした。仕訳そのものはそこまで難易度が高くないのですが、決算整理仕訳の数が膨大になってくるので、集計の時にややこしくなります。
今回はやりませんでしたが、与えられた前T/Bに逐一書き込んでいくのが良いように思いました。
それと、2つ目のパワーアップ問題で撃沈したのが、販管費(減価償却費)、営業外費用、特別損益を求める問題でした。
というのも、よくある有形固定資産の減価償却費に加え、投資建物減価償却費、創立費償却(繰延資産)、開発費償却(繰延資産)と償却費の種類が多かったのと、その他有価証券証券の投資有価証券評価損益のP/L区分を勘違いしていました。
勉強不足がたたり、これらのP/L上の計上区分を覚えていなかったのです。というわけで、ここでまとめます。
有形固定資産の減価償却費(建物、備品、リース資産等)
無形固定資産の減価償却費(のれん、特許権、商標権、ソフトウェア等)
開発費償却(売上原価の可能性もあり)
開業費償却 ※容認処理 原則は営業外費用
- 営業外費用に載せる減価償却費等
投資不動産の減価償却費
創立費償却
開業費償却(※容認:販管費)
株式交付費償却
社債発行費償却
投資有価証券評価損(その他有価証券の部分純資産直入法で出るもの)
- 特別損失に載せる減価償却費等
固定資産売却損
固定資産除却損
固定資産圧縮損
投資有価証券評価損(満期保有目的債権等の減損で出るもの)
関係会社株式評価損
私が今日勉強した範囲でのややこしい区分の費用はこんなものですが、当然これ以外にも区分がややこしい費用はあります。営業外収益、特別利益らも全部覚えましょう。
とはいえ、これらは丸暗記したから問題を解くより、問題を解いていく中で覚えていくほうが良いかもしれませんね。
パワーアップ問題ですが、1問目は80点 2問目は60点でした。次解くときにはどちらも満点に近い点数を取りたいですね。
それでは。