CASIO 本格実務電卓 JS-20DB を私が選んだ理由 (JS-20WK,S100との比較レビュー)
公認会計士試験・税理士試験・簿記受験者のみなさん、電卓は何を使っていますか?
私の周りの受験生を見ると、TACが販売しているもの(SHARP製EL-G37)が多いですね。
私はTAC入学前から簿記の勉強をしており、その時にCASIO製の電卓を購入しました。(2000円ぐらいの物)
その名残から今もCASIO製を愛用しています。
私が今使っているものはCASIOのJS-20DB-Nです。2016年発売で、CASIO製の実務電卓の中では、比較的最近に登場した機種です。
今まで数々のCASIO製電卓を試してきましたが、1番自分に馴染んだのでレビューしたいと思います!
その前に自分が今までに使ってきた電卓をざっくりご紹介します。
- JS-20WK
https://www.amazon.co.jp/dp/B0006M0C0A
言わずと知れた名機です。CASIOで電卓ならこれ!という人も多いのではないでしょうか。
私も購入した当時は初めての高級電卓だったこともあり、静音性やキーの光沢に感銘を覚えたのですが、いくつかデメリットが有りました。
1つは側面がゴムだということ。ゴムは汚れがついたら目立つし、取れにくいという欠点があります。また、接着剤で本体にくっつけているようですが、長年使ってくると剥がれるという報告をちらほらみかけました。
また、この電卓には検算機能(2度計算をした時に1度目の計算の答えが合っているか表示してくれる機能)がついているのですが、その機能を使う時に音がなります。当然、ON/OFFはできるのですが、電卓はケースに入れていてもカバンの中でキーが勝手に打たれてしまう場合があり、テストや本番時に音がなってしまう場合があります。(簿記検定も公認会計士試験も「音のなる電卓」の持ち込みは禁止とされています。ちょっと音がなっただけで一発アウトにはならないと思いますが…)
また、後述の通り、日数計算機能がありません。
他の電卓を試したいこともあり、買い替えました。
- S100
https://www.amazon.co.jp/dp/B017NY3CB4
CASIOが電卓発売50周年記念に発売した定価3万円の超高級電卓です。この電卓、入っている箱からして超ゴージャスなんです。まるでブランド小物が入った箱そのものです。
本体はアルミで出来ており、他の電卓とは一線を画す仕上がりになっています。また、税計算やメモリー機能が英語表示になっており、謎の優越感を味わえます。
そんな超ゴージャスなS100ですが、底が全面ラバーになっています。ちなみにJS-20DBは底が4面ゴムです。このラバーが曲者で、机が微妙に水平でないところだと電卓ががたついてしまうんです。私は電卓のがたつきだけは許せない性格なんです。
また、打鍵感がJS-20DBやJS-20WKのようにふわっとした感じではなくノートパソコンのキーボードを打っているような感じなんです。これも私には馴染みませんでした。
それと、デザインに高級感があることは確かなんですが、私はすぐ飽きてしまいました。通販で購入し、開封したときは興奮の嵐だったのですが、いざ使用すると高級感が強すぎるのか、どうもしっくりこなかったんですよね。私には高嶺の花だったのか、あるいはこれが美人は3日で飽きるというやつだったのでしょうか。
というわけで、私が選んだのはJS-20DBです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01BE8MZ4K/
JS-20WKと比較した際のメリット
- 全面がアルミで出来ており、JS-20WKの側面のゴムのように外れたりすることがない。
- 検算機能が日数計算機能になっており、絶対に音がならない(そもそも音を鳴らす機能がない)
- 検算機能と比べて、日数計算機能は非常に便利(端数利息の日割計算等)
- 100Sと同じく3キーロールオーバー(早打ち機能 JS-20WKには無し)
JS-20WKと比較した際のデメリット
- 色がノーマルタイプしかない
100Sと比較した際のメリット
- 日数計算機能
- 裏面がゴム4足で机に吸い付くようにくっつくので、がたつかない
- 打鍵感がやわらかい
100Sと比較した際のデメリット
- 同じアルミ加工だが、JS-20DBのほうがチープ感がある(一部プラスチック加工)
個人的にはメリットだらけで、最強の電卓だと思っています。
とはいえ、SHARP製は使ったことがありませんので、そちらとの比較はできません。SHARP派の人はCASIO製は0とACを押し間違える可能性があると主張していますが、私はめったに押し間違えません。(逆を言えばたまに押し間違えます…)
絶対に0とACを押し間違えたくないという人はSHARP製を検討したほうが良いかもしれません。
私はCASIOに絶対の愛着があるので、一生涯CASIO製の電卓を使いたいと思います。